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2017年4月10日 (月)

川原繁人(2015).『音とことばのふしぎな世界:メイド声から英語の達人まで』を読む(岩波書店)

川原繁人(2015).『音とことばのふしぎな世界:メイド声から英語の達人まで』.岩波書店.

いわゆる音声学のテキスト(調音音声学のテキスト)とは違い、音象徴、五十音図の仕組み、記述音声学、音響音声学、知覚音声学、音声学と社会とのつながり、といったトピックについて非常に興味深い例とともに解説がされています。音声学の基本的な知識がなくても十分に楽しめる一冊だと思いますが、音声学の基礎を知っている人の方がより楽しめるのではないかと思います。ポップカルチャーからも興味深い事例が多く引かれており、とても面白いです。なお、調音音声学についても1章が割かれていますが、本書ではその様々な実験調査法が紹介されています。また、音響音声学のフォルマントの解説もとてもわかりやすいです。音声学という学問の守備範囲の広さを具体的に実感させてくれる良書です。

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