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2017年3月 2日 (木)

A.M.Jacobs(2015).「The Scientific Study of Literature Experience: Sampling the State of the Art」を読む(『Scientific Study of Literature』)

この領域の研究の現状と今後の課題がまとめられています。

Jacobs, A. M. (2015). The scientific study of literature experience: Sampling the state of the art. Scientific Study of Literature, 5 (2), 139-170.

概要

この領域についてこれから勉強しようという人にはかなり有益な論文であると思います。様々な提言がされていますが、私自身が非常に印象的であったのは、以下の主張です。今後、この領域を進めていく上で重要な点として挙げられています。

  • 文学読解の理論的モデルを作り、それをもとに検証などをしていくこと
  • 様々な研究方法に習熟すること
  • いわゆる理系的研究者と文系的研究者が対話を行い、さらに文学の経験的研究自体を専門とする研究者を養成していくこと
  • 文学読解のミクロレベル(語彙認識など)について、もっと関心を示す必要があること
  • 文学経験(特に情意面)について、verbal、behavioral、neurobiologicalの3レベルで研究し、各データを突き合わせていくこと

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