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2009年8月25日 (火)

山下暁美・沢野美由紀(2008).『書き込み式でよくわかる日本語教育文法講義ノート』を読む(アルク)

本書の詳細は次の通り。

山下暁美・沢野美由紀(2008).『書き込み式でよくわかる日本語教育文法講義ノート』.アルク.

感想:日本語文法について勉強する必要が出てきたため、まずざっと全体的に日本語文法を見ておきたいとの理由から本書を読みました。タイトルにあるように、とても分りやすく、要点も簡潔に書いてありました。そして、以前から国文法と日本語文法は違うということを聞いていたのですが、本書を通読してその意味がやっと分りました。日本語文法には形容動詞という考え方はないし、動詞の分類の仕方や活用形を指す用語も随分と異なっていました。また、語用論的な観点をかなり強く押し出してあり(これは日本語文法である以上当たり前なのかもしれませんが)、この言い方は年上の人にはしない方がいいであるとか、こういったニュアンスが出るとか、そういったことも丁寧に書いてありました。一冊、ざっと読みきってしまう上ではとても有用だと思いました。ちなみに、内容は以下の通りでした。

名詞文、形容詞文、動詞の分類、辞書形、ます形、て形、た形、可能形・受身形・使役形、条件、自動詞・他動詞、テンス、アスペクト、モダリティ、終助詞、副詞、接続詞、待遇表現、敬語、初級の指導、中上級の指導、授受表現、あいづち、許可・義務・勧告、命令・依頼・誘い、忠告・感謝、原因・理由・断り・謝罪、意見・ほめ

僕自身は語用論的な側面がかなり色濃く出てくる後半を特に面白く読みました。日本語文法をとりあえず全体的に見てみたいという人にはとてもオススメの本だと思います。

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