Starobinski (1971/1979)第6章
タイトル:Echoes
感想:メイエとバイイはソシュールのアナグラム研究について理解を示し、色々とやりとりがあったということが紹介されていました。また、著者はなぜソシュールはラテン詩にこだわったのかという疑問を投げかけています。実際、著者はフランス詩でもアナグラムの抽出は可能であることを示しています。ソシュールは古典詩は基本的な要素の結合であり、あらゆる言葉と同じであると考えていました。しかし、著者に言わせればその結合にはその結合を実践しようと言った意図が介入することはないと考えています。そして、どのような者であってもテクストの背後に何かの秘密を見出すことは可能であり、もし見つけられなくても、見つけられるまで迷い続けるだけであると考えているようです。著者は、やはりソシュールの問いの立て方を誤りと考えているようです。
これでこの本は読了です。かなり時間がかかってしまいましたが、とても面白い内容でした。


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