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2007年2月26日 (月)

2007年2月24日土曜日

昨日、実は授業のファイルを学部の印刷機スペースに忘れていたことに気がつき、ファイルを取りに学部へ行くという形でスタートした一日でした。

今日の読み物:

Wolin, R. (1992). The terms of cultural criticism: The Frankfurt School, existentialism, poststructuralism. New York: Columbia University Press. Chapter 2 (The Frankfurt School: From interdisciplinary materialism to philosophy of history)

感想:本日もスキャニングをしたのですが、この章ではフランクフルト学派は実践と理論の橋渡しを強調していたのに最終的には後者重視で前者を軽視していた傾向があることなど、フランクフルト学派の表向きの宣言と実際の矛盾点などがかなり強調して書かれていたように思います。

Wodak, R. (2007). Pragmatics and critical discourse analysis: A cross-disciplinary inquiry. Pragmatics & Cognition, 15 (1), 203-225.

感想:政治スピーチ内に潜む、反ユダヤ主義的表現(presuppositionやassumption、wordplayなど)が語用論的な観点を強調するなかで明るみに出されていました。正直、オーストリアの歴史のことはよく分からないので、分析自体は理解できないところもありましたが、全体として面白く読みました。理論的背景の部分は以前読んだ同著者の本の一章とほとんど同じでした。

今日のエンターテイメント:

●台湾の友達に夕食をご馳走になりました。食後も紅茶を飲みながら雑談をして楽しみました。

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2007年2月23日金曜日

今日の読み物:

Wodak, R. (1996). Disorders of discourse. London: Longman Chapter 2 ('What pills are you on now?' Doctors ask, and patients answer)

感想:確かに。医者-患者間での「問題あり」の会話が指摘されていました。この章では、本書が基づくデータの背景なども綿密に記述してありました。

Wolin, R. (1992). The terms of cultural criticism: The Frankfurt School, existentialism, poststructuralism. New York: Columbia University Press. Chapter 1 (Critical theory and the dialectic of rationalism)

感想:フランクフルト学派についての歴史的記述がしてありました。僕はcriticalという意味を調べるために、スキャニングをしました。論文の難易度はかなり高いと思います。

今日のエンターテイメント:

●学部で日本人の先輩と昼ごはんを食べながらいろいろとお話をさせてもらいました。楽しかったです。

●コースメートと飲み:リーディングウィークに一度も集まっていなかったので、集まれる人だけで集まって飲みました。3軒はしごしました。2軒目ではライブをやっていて、少しの間でしたけど、バンドの演奏を聞きました。

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2007年2月22日木曜日

今日から、Critical Discourse Analysisの修士学生用の特別セミナーが始まりました。また、Academic AdviserのAnna Sierwska先生とも面談がありました。今日はとてもばたばたした一日だったと思います。

今日の授業:

Critical Discourse Analysis: Special seminar for MA students

今日の読み物:

Wodak, R. (1996). Disorders of discourse. London: Longman Chapter 1 (Introduction: Orders and disorders)

感想:この本では、自らのアプローチをCritical Discourse Analysisではなく、その一分野であるdiscourse sociolinguisticsと呼んであるのが印象に残りました。とはいえ、ディスコース実践を改善していくこと(この本では、病院での医者と患者の間のディスコース)に興味があるのは同じですけれども。なぜわざわざこのような名前で自分のアプローチを呼んだのかはあまりよく分かりませんでした。

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2007年2月21日水曜日

今日はリーディング・ウィークにあって、例外的に授業がある日でした。また、今日から新しいRIAL Workshopが始まりました。

今日の授業:

Crirical Discourse Analysis: Argumentation theory and CDA

RIAL Workshop (Collecting and analysing spoken data): Introduction to data collection and transcription issues

今日の読み物:

Siegel, M., & Fernandez, S. L. (2000). Critical approaches. In M. L. Kamil, P. B. Mosenthal, P. D. Pearson & R. Barr (Eds.), Handbook of reading research, volume 3 (pp. 141-151). Mahwah, NJ: Lawrence Erlbaum.

感想:とくにcritical literacyという分野における、criticalという語の使われ方がまとめられていました。それにしても、Foucaultはどこにでも出てきます。

Held, D. (1980). Introduction to critical theory: Horkheimer to Habermas. London: Hutchinson. (Introduction)

感想:フランクフルト学派成立の背後にある歴史などについてまとめてありました。論文中に、criticalというy語についての有意義な説明があり、アサインメントに使えそうです。

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2007年2月20日火曜日

今日は最近ボーっとしていなかったのもあり、少し休憩しました。「喰いタン」などをオンラインで視聴したりして、リラックス気分で過ごしました。

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2007年2月19日月曜日

さて、今週はWeek 6です。二学期もこれで後半となります。後半の第一週目なのですが、僕の通っている学部ではWeek 6はreading weekに指定されていて、一部を除いて基本的に授業はありません。ということで、今週はアサインメントに集中したいと思います。

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2007年2月18日日曜日

今日のエンターテイメント:

●第二回日本人のお食事会:仲のいい日本人で集まってご飯を作って食べ&飲みました。ご飯も美味しかったし話も弾んで楽しかったです。

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2007年2月17日土曜日

今日から本格的にアサインメントの準備を始めることにしました。

今日のエンターテイメント:

●旧正月新年会:日本にとっては旧正月なんですけど、中国と台湾はまだ太陰暦で動いているそうで、台湾の友達にそのパーティーに呼んでもらいました。お酒&トランプで朝3時まで楽しみました。台湾ではお正月にはswearingをしてはいけないそうで、酔ってswearingしてた人が他の人から注意されていました。

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2007年2月17日 (土)

2007年2月16日金曜日

今日の授業:

Academic Discourse Practice(最終回): Critical reading and critical writing

今日の読み物:

Reisigl, M., & Wodak, R. (2001). Discourse and discrimination: Rhetorics of racism and antisemitism. London: Routledge. Chapter 3 (The coding of a taboo: Antisemitic everyday discourse in postwar Austria)

感想:談話の社会的背景などは、少しヨーロッパの戦後の歴史が関係しているので、理解しきれなかったところはありますが、その言語分析内容は理解することができました。反ユダヤ主義的な考えは、様々な言語媒体で表現され、そして様々な方略により他者を納得させようとしていることが具体例に基づいて示されていました。暗黙の次元が明確に説明されており、読んでいてとても面白かったです。

今日のエンターテイメント:

●今日は友達とレゲエのパフォーマンスをしているというパブへ行き、そのパブに隣接した多目的ホールでレゲエミュージックを楽しみました。その後、28歳以上の人は、パフォーマンス会場を出て、パブでおしゃべりをしました。音楽はとてもかっこよかったし、おしゃべりもとても楽しかったです。

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2007年2月15日木曜日

今日の授業:

Corpus Linguistics (Seminar): Keywords and frequencies

The History of English: Word order change

今日の読み物:

高見健一(1997).『機能的統語論』.くろしお出版.第3章(結果構文)

感想:英語には結果構文として、語彙的結果構文と論理的結果構文があります。そして、結果述語の意味が動詞に内在的に存在していたり、含意されたり、動詞からみて論理的に必然性があれば適格となるという制約が導き出されていました。一方、日本語には語彙的結果構文しか存在せず、結果述語の意味が動詞に内在的に存在ないし含意されない限りは適格文にはならないとのことが示されていました。この構文において、(1)直接目的語は動詞から全体的な影響を受けるため、しばしば自動詞でさえも結果構文を可能にさせること、(2)結果述語はあるスケール上の終点を表すこと、が補足的に説明されていました。最後に、「結果構文は、ひとつの出来事とその出来事に伴って生じる結果状態をまとめて表現することができる、言わば凝縮された構文であると言える」(p. 41)という言葉は、なるほどと思いました。とても面白かったです。

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2007年2月14日水曜日

今日はバレンタインデーですね。イギリスでは、日本と違って(というか、日本が特殊というべきだとは思うのですが)、双方が贈り物をするようです。ちなみに、中国と台湾も同様のようです。また、ジャマイカでは男性がプレゼントする方が普通とのこと(ただし、原則的には両方からということではあるそうなのですが)。また、アメリカも同様(ただし、アメリカはクリスマスのように、多くの知り合いにカードを渡すのが慣例とのこと)。

今日の授業:

RIAL Workshop (Researching Learner Language)(最終回):Frequency analysis and functional analysis

今日の研究会:

Pragmatics and Stylistics Research Group: P. Hong "Lin Shu's translation of Ivanhoe visited from the stylistic perspective"

今日のエンターテイメント:

●今日は台湾の友達に誘われて、タウンへ夕方買い物に行きました。これから一週間分の食べ物を買ってきました。

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2007年2月13日火曜日

今日、1月に提出した、一学期のアサインメントが返却されてきました。合格していたのでよかったです。

今日の読み物:

高見健一(1997).『機能的統語論』.くろしお出版.第2章(省略)

感想:省略に関しては、日本語と英語で同じ機能的制約が働いているようです。つまり、旧情報を表す要素から、新情報を表す要素という順番に違反して省略を行うと、その文は非適格となるというものです。

Ellis, R., & Barkhuizen, G. (2005). Analysing learner language. Oxford: Oxford University Press. Chapter 6 (Functional analysis)

感想:この章では、form-functional analysisとfunctional-form analysisの二つのfunctional approachが概説されています。前者は選択体系機能文法に大きく影響を受けており、後者は語用論に影響を受けています。本書では、形態素に特に注目をしてこれら2つの方法が説明されていました。また、本書ではfunctionという語が第二言語習得研究で指す意味が羅列されていて、今後の研究に役立ちそうです。これらのアプローチの前提には、formとfunctionは一対一で対応しているわけではないということがあります。本章では、このアプローチの問題点も指摘されており、とても面白い章でした。

今日のエンターテイメント:

●今日は、The Graduate Barでクイズ大会があったので、コースメイトと参加しました。結果は4位で、入賞を逃しました。残念です。

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2007年2月12日月曜日

Week 5。

今日の授業:

Corpus Linguistics (Lecture): Keywords and frequencies

Research Issues in Applied Linguistics (Lecture): Planning your research

今日の読み物:

Wodak, R. (2000). Conclusions. In R. Wodak & T. A. van Dijk (Eds.), Racism at the top: Parliamentary discourses on ethnic issues in six European states (pp. 355-367). Klagenfurt: Drava.

感想:先日読んだ本の最終章で、本書の内容が包括されているようです。やはり、国によって、(anti)racismの具現には違いがあるようですね。でも、それと同時にいくつかの共通点も見つかったとのことでした。共通点については367ページにまとめてあります。

高見健一(1997).『機能的統語論』.くろしお出版.第1章(後置文)

感想:英語と日本語では、後置文に対する機能的統語制約が異なっているようです。文の焦点(文内における最重要情報)という観点から、この制約が定義されていました。まさに、機能的な制約でした。

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2007年2月11日日曜日

今日の読み物:

Fauconnier, G., & Turner, M. (2002). The way we think: Conceptual blending and the mind's hidden complexities. New York: Basic Book. Chapter 2 (The tip of the iceberg)

感想:この章では、色々な事例を見る中で、融合という現象がどのように働いているのかを、やや物語的に指摘していくというものでした。この章では、言語現象だけでなく、スポーツやイメクラなど様々な現象が取り上げられ、それらの現象の中にスペースの融合が含まれていることが説明されています。一番おもしろかったのは、やはり入力スペースから融合スペースへの情報の入力は選択的であり、その点が類推理論やアイデンティティ理論などよりも一歩秀でているのかなあと思いました。また、仮想事実文を取り上げるなかで、Nelson Goodmanら可能世界理論との違いも指摘されていました(p. 32)。

ライアン,M.(2006).『可能世界・人工知能・物語理論』(岩松正洋(訳)).水声社.(原著は1991年出版)第6章(物語宇宙の様相構造)

感想:本章では、物語宇宙内の様々な可能世界が説明されていました。様相論理学の考えを応用しながら、事実領域、知識世界(認識体系)、義務世界、願望世界、偽装世界、空想宇宙、が取り扱われていました。また、世界同士の関係についても詳しく説明され、とても面白い章でした。本章の最後では、この章で説明されたことが図式化され、とても分かりやすくなっていると思います。

van Dijk, T. A. (2000). Theoretical background. In R. Wodak & T. A. van Dijk (Eds.), Racism at the top: Parliamentary discourses on ethnic issues in six European states (pp. 13-30). Klagenfurt: Drava.

感想:本書の目的は、人種差別や反人種差別の再生におけるトップ政治家の役割を調べることにあるそうです。本章は、分析の理論的背景について述べられたものですが、クリティカル・ディスコース・アナリシスの柔軟なアプローチを感じ取ることができると思います。本書では、分析対象(parliamentary debates)におけるglobal structures and strategies(topics、positive self-presentation and negative other presentation、legitimation)とlocal structures and moves(actor description、disclaimers、rhetorical devices、indirectness/implicitness/presupposition、argumentation)を選択的にではあるものの分析することを通して、本書の目的を果たそうとしています。本書で用いるアプローチは、social-cognitive approachとsocial-historical approachが中心となるようです。

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2007年2月10日土曜日

今日の読み物:

ライアン,M.(2006).『可能世界・人工知能・物語理論』(岩松正洋(訳)).水声社.(原著は1991年出版)第5章(虚構オートマトン)

感想:本書がこれまでまとめてきた理論が、世界に存在する様々な虚構を区別することができるかを試した章です。結果として、この理論はかなりうまく機能することが示されていました。扱われたジャンルは、言語演技、噸呼法、隠喩、叙情詩、劇、出来合いの言説、パロディ、架空中継、都市伝説、法螺話、メタフィクション、視覚媒体、言語/非言語混合媒体、虚構・引用・言語類像です。また、この理論の強みは、虚構という現象の再帰性を考慮していることであることも、示されていました。

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2007年2月11日 (日)

2007年2月9日金曜日

今日でWeek 4も早くも終わりです。とても早いです。

今日の授業:

Academic Discourse Practice: Planning and Peer brainstorming about the topic of desertation

RIAL Workshop (Researching learner language): Learner corpus research II: ICLE and Wordsmith

今日の読み物:

Granger, S. (2003). The International corpus of learner English: A new resourse for foreign language learning and teaching and second language acquisition research. TESOL Quaterly, 37, 538-546.

感想:ICLE(The International Corpus of Learner English)についての解説及び、その将来性がまとめられていました。このコーパスは、contrastive interlanguage analysisや言語学習にもかなり有益に働くことが指摘されていました。

ライアン,M.(2006).『可能世界・人工知能・物語理論』(岩松正洋(訳)).水声社.(原著は1991年出版)第4章(声と諸世界)

感想:この章では、虚構という伝達行為をどのように扱うかが考察されています。Searleによる虚構vs.非虚構の分類、BanfieldとKurodaによる伝達言説vs.非伝達言説及び伝達言説の現実伝達vs.虚構伝達という分類をレビューし、両者には問題があることを指摘します。この章では、虚構をあくまでも伝達行為とみなした上で、話者の意図を整理します。この結論のキーは「偽装」ということになります。これは本書で一貫したことですよね。本章の最後の部分では、このような結論を下したものの、それでも依然として残る問題について「虚構として読むこと」、「虚構とテクストの志向性」というタイトルで、ややオープンエンドな形で議論されていました。

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2007年2月8日木曜日

今日の授業:

Corpus Linguistics (Seminar): Collocations

The History of English: Factors underlying language change (evolutionary approach)

今日の読み物:

Granger, S. (1998). The computer learner corpus: A versatile new source of data for SLA research. In S. Granger (Ed.), Learner English on computer (pp. 3-18). London: Longman.

感想:学習者コーパスの研究の歴史、発展、その困難点などがまとめられていました。contrastive interlanguage analysisについての説明もなされていました。いいオーバービューの論文だと思います。

Ellis, R., & Barkhuizen, G. (2005). Analysing learner language. Oxford: Oxford University Press. Chapter 14 (computer-based analyses of learner language)

感想:上記の論文と取り扱っている内容はほぼ同じでしたが、書かれた時代が新しいのと、研究法として学習者コーパスを扱っている点がより強い、という点が異なっていました。とても面白かったです。

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2007年2月7日水曜日

今日の授業:

Critical Discourse Analysis: The Discourse-Historical Approach II: The study of racism, xenophobia and anti-semitism

今日のエンターテイメント:

●今日は台湾と日本の友達で、タウンへイタリア料理を食べに行きました。パスタもデザートもワインもとても美味しかったのでとても満足です。その後、Sainsbury'sで買い物をし、キャンパスへ帰ってきました。その後、友達の家でお茶をし、とてもリラックスできました。

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2007年2月6日火曜日

今日は授業はありません。家で、リーディングなどをしていました。

今日の読み物:

Reisigl, M., & Wodak, R. (2001). Discourse and discrimination: Rhetorics of racism and antisemitism. London: Routledge. Chapter 2 (The discourse-historical analysis of the rhetoric of racism and antisemitism).

感想:著者たちが分析で用いるdiscourse-historical approachの説明がなされていました。discourse-analytical approachのような一次元的な方法論ではなく、著者たちが取る、多次元的なものでなければ、racismやantisemitismのような複雑な社会的構築概念を説明することはできないという立場で書かれています。この章で書かれていたのは、主にこのアプローチの説明と、そのアプローチの歴史についてです。本章の後半では、racismやantisemitismの言説でよく見られる、自己と他者を区別する方略がかなりのページを割いて説明されていました。本章の最後の部分では、この章で説明した方略などをもとにして、短い分析が提示されています。しかし、本格的な分析は次章からとなります。とても面白い章でした。

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2007年2月5日月曜日

今日からWeek 4です。

今日の授業:

Corpus Linguistics (Lecture): Collocations

RIAL Lecture: From question to data collection: Developing reseach ideas

今日の読み物:

Traugott, E. C. (1995). The role of the development of discourse markers in a theory of grammaticalization. Paper presented at the 12th International Conference on Historical Linguistics, Manchester, August 1995. Available on line at: http://www.stanford.edu/~traugott/ect-papersonline.html

感想:その名の通り、文法化の論文です。この論文では、それ以前に扱われてきた文法化の理論の中に、indeed、in fact、besidesに見られる、副詞がディスコース・マーカーへといたる経路(adverb cline)も含めることが提案されていました。事実、これらの副詞は歴史を追うにしたがって、徐々にその機能を変化させてきたことが歴史的に示されており、説得力のある論文でした。また、論文の導入部分では、文法化の理論の簡単なレビューがされており、文法化がこれまでどのような問題を研究テーマとしてきたのかがまとめられており、初めての人でもこの理論の全体像が比較的つかみやすくなっています。とても面白い論文でした。

今日のエンターテイメント:

●ベルギー人の友達が家族が遊びに来ているということで、White Crossで皆で会ってお話をしました。とても楽しかったです。ビールをご馳走になってしまい、申し訳ないです。

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2007年2月4日日曜日

今日の読み物:

Reisigl, M., & Wodak, R. (2001). Discourse and discrimination: Rhetorics of racism and antisemitism. London: Routledge. Chapter 1 ('Race', racism and discourse: An interdisciplinary, historical and methodical overview).

感想:人種差別や反ユダヤ主義といった言説は、CDAが中心的に扱っているテーマの一つです。この本では、そういった言説がどのように構築されているのかを分析することを目的として書かれています。この章では、racismという語の定義が試みられていました。その結果、この概念は非常に複雑な構造をしていることが明らかとされます。そして、こういった複雑な概念を扱うためには、多次元的な方法論が必要になるということが導かれます。この章の最後では、racismを扱ってきた4つのdiscourse-analytical approachが紹介されています。それらは、Uta Quasthoffの'prejudices and stereotypes'の研究、Teun van DijkのThe sociocognitive dicourse-analytical approach、Jagarを中心とするDuisburg groupによる'discourse strands and collective symbols'の研究、WetherekkやPotterなどを中心とするThe Loughborough groupによる研究です。しかし、これらはその分析的アプローチであるがゆえにracismという複雑な社会的構築物を扱いきれていないようです。

Ellis, R., & Barkhuizen, G. (2005). Analysing learner language. Oxford: Oxford University Press. Chapter 5 (Frequency analysis)

感想:この章の最初では、Vley-Bromanの指摘したcomparative fallacyの問題(Interlanguageをtarget languageの観点から評価、分析すること)が説明されます。その後、frequency analysisについての説明がなされていました。この章では、この方法論と強い結びつきを持っている、interlanguage analysis(interlanguageをそれ自体として分析・研究すること)が扱われ、特に形態素の習得におけるsequence of acquisitionが説明されていました。これらの研究結果がformal instructionの研究に及ぼした影響などについても書かれていたのでとても面白かったです。

今日のエンターテイメント:

●台湾の友達にgreen pie(ねぎを小麦粉のペーストと一緒に焼いたもので、トンペイ焼きに似ていますを)をご馳走になりました。また、台湾のもち(rice cake)もご馳走になりました。多分日本にはまだあまり知られていないデザートだと思いますが、日本に入ってきたときには売れまくること間違いなしの一品でした。

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2007年2月 5日 (月)

2007年2月3日土曜日

少し疲れが出てしまいました。ということで、今日はのんびりしました。

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2007年2月2日金曜日

今日は、普段は水曜日にあるRIAL Workshopが、時間割変更で今日ありました。

今日の授業:

Academic Discourse Practice: Reflecting on the comments on the first assignment

RIAL Workshop (Researching Learner Language): Learner corpus research I: CHILDES

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2007年2月1日木曜日

いよいよ2月に突入ですね。

今日の授業:

Corpus Linguistics (Seminar): Concordance on BNC Corpus

The History of English: Grammaticalization theory and corpus data

今日の読み物:

Sweetser, E. (2006). Whose rhyme is whose reason?: Sound and sense in Cyrano de Bergerac. Language and Literature, 15 (1), 29-54.

感想:この論文はかなりの難易度のものでした。ですが、その難易度と見合った内容でよかったです。この論文では、間テクスト性のことが触れてありました。融合理論の枠組みで間テクスト性について研究することにかなり関心を持っているので、とても参考になりました。"This is the essence of intertextuality: repetition, quotation and citation of a form do not cast off the meaning-frames carried by the form in its origincal context, but blend that context and meaning with the current context and meaning." (p. 48, emphasis in original)。これは、今後読み直さなければならない論文となるでしょう。

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2007年1月31日水曜日

今日はCDAの授業が、正規の授業ではなく、学内で開催された研究会への参加となりました。とても興味深い研究会でした。また、文体論の研究会では、融合理論について皆で語り合い、その理論的問題点などをかなりはっきりとさせることができました(Lakoffがこの理論に反対していること、Generic Spaceという概念には問題があること、など)。とても有意義な一日だったと思います。

今日の授業:

Critical Discourse Analysis: Seminar: Undertaking Inter-disciplinary research

今日の研究会:

Pragmatics and Stylistics Research Group: Blending theory

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2007年2月 1日 (木)

2007年1月30日火曜日

今日は、昨日からずっと起きていて、早朝に選択をしてから布団に入ったので、起きたのがお昼の2時でした。今日は授業がない日なので、時間的には問題はありません☆なぜずっと起きていたかというと、コーパス言語学のアサインメントについて考えていて、British National Corpusで色々な語を検索にかけているうちに朝になってしまったという次第です。

今日のエンターテイメント:

●友達とクイズ大会に参加:もはや恒例なのですけど、やはり楽しかったです。今回は、残念ながら5位に終わり、景品はなしです。しかし、ライバルのチーム(6位)に勝つことができたので満足です。

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2007年1月29日月曜日

さて、今日からWeek 3です。今週は、各コースのアサインメントの内容が発表されます。

今日の授業:

Corpus Linguistics (Lecture): Concordancing

RIAL (Lecture): From topic to question: Formulating research question

今日の読み物:

Coulson, S., & Oakley, T. (2000). Blending basics. Cognitive Linguistics, 11 (3-4), 175-196.

感想:文体論の研究会で融合理論の手始め的論文として配布されたものです。確かに、とても分かりやすかったです。また、最後の部分では、融合理論の問題点として指摘されることについて、融合理論側からの回答が示されており、僕としても融合理論の理解を深めることができました。とても有益なリーディングをすることができました。ただし、フォコニエの理論を全く知らない状態で読むとあまり多くを得ることができないかもしれない、ということも明記しておきたいと思います。というのは、説明が簡潔にまとめてあるので、初学者には難しいか、理解しても表面的な理解に終わってしまうかもしれないからです。ということで、融合理論の背景知識を持った後でお読みになることをおすすめします。

今日のエンターテイメント:

●授業後に3人で炭酸ジュースを飲む:修士論文などについて考えなければいけない時期にきておりまして、そのことについて軽く話しました。

●台湾の友達が小豆スープを作ったということで、おすそわけを頂きました。ありがとうございます。

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2007年1月28日日曜日

今日の読み物:

Wodak, R. (2001). The discourse-historical approach. In R. Wodak & M. Meyer (Eds.), Methods of critical discourse analysis (pp. 63-94). London: Sage.

感想:前半はdiscourse-historical approach自体の説明で、後半はオーストリアの移民制限政策の請願書を元にした分析例でした。前半は、この前読んだCDAの論文とほぼ内容は同じだったのですが、より理解を深めることができました。また、具体的な分析例に触れることで、このアプローチをより深く理解することができたように思います。とてもいい論文でした。

今日のエンターテイメント:

●日本食パーティー:普段から中のよい日本人で集まって、日本食を作り、一緒に食べました。インターナショナルな社会でのイントラナショナルな付き合いというのもとても楽しいですよね。ご飯もとても美味しくて、とても楽しかったです。

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2007年1月27日土曜日

本日は休養日にしました。

今日のエンターテイメント:

●別のコースの台湾からの友達に誘われてWhite Crossというお店に飲みに行きました。言ってみたら、いつもの飲み仲間も僕同様に誘われていたので、びっくりしました。とても楽しかったです。

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