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2006年12月31日 (日)

2006年12月30日土曜日

今日は、やっとstylisticsのassignmentの初校が完成しました。しばらく寝かせるとしましょう。

今日の読み物:

Fasold, R. (1984). The sociolinguistics of society. Oxford: Basil Blackwell. Chapter 9 (Language planning and standardization)

感想:普段あまりこういったマクロな言語学の論文は読まないのですが、いい機会なので読んでみました。面白かったです。勉強になりました。まず、language planningとは、usually seen as an explicit choice among alternatives (p. 246)と定義されていました。選択に際しては、policy approachとcultivation approachに大まかに二分できるそうです(by Neustupny)。この考えは、Jernuddの言うところの、language determinationとlanguage developmentに平行するそうです。本論ではJernuddの用語に従って論が進められます。language determinationにおいては、公用語の持つthe unifying and separatist functionsとthe participatory functionについて述べられていました。language developmentについては、graphization、standardization、modernization (intellectualization)という分類が紹介されていました。また、language planningには、the instrumental approachとthe socio-linguistic approachがあるということが指摘されていました。後者の考え方は興味深かったです。また、cost-benefit analysis、the acceptance criterion、the naturalist approach、identity planningなど興味深い概念が紹介されていました。この論文で一番面白かったのは、フォーマルな言語の方が言語政策を実施しやすく、またライティング・システムの言語政策は比較的実施しやすい(そして、ライティング・システムを変えることで、スピーチをも変容させようとするという、ソシュール言語学とは逆の立場で物事が進んでいるという指摘)という点と、こういったマクロな観点では言語政策における言語学の役割が見えにくいが、それでも様々な事柄において判断を下す際にはその役割は大きいという指摘、言語政策が成功するかいなかは、話者がその政策を受け入れるか、彼らがどのような愛伝手ティーをもっているのか、ということと密接に関係している、という指摘、でした。やはり好き嫌いはいけませんね。これからは、こういったマクロな言語学も好き嫌いを言わず、積極的に勉強していきたいと思いました。

山鳥重(2001).「認知と言語の生物学的基盤」.In辻幸夫(編),『ことばの認知科学事典』(pp. 47-68).大修館書店.

感想:やはり神経言語学の進展というのは面白いです。この論文によると、やはり言語の局在説はあまり支持されていないみたいですね。ブローカー領野について述べてあったくだりにあったのですが、次の言葉はなるほどと思いました。「おそらく、発話にかかわる言語機能はブローカ領域に集中しているのではなく、ブローカ領域を含む前頭葉の広範な領域に分散して構造化されているものと考えられる。」(p. 63)。また、海馬および海馬傍回は古い出来事にはもはや関与しておらず、古い記憶は側頭葉新皮質を中心に広く大脳新皮質に拡散しているということは、記憶研究で神経言語学的要素を援用する際には留意しておかなければならないことでしょうね。さらに、脳の各分野において、その部分が果たす機能と、その新皮質で格納されている記憶情報の種類の間に相関関係があるという報告も面白いなと思いました。神経言語学的知見は、僕としてはやはり常に注意を払っておきたいものです。ただし、著者も何度が指摘しているように、脳のことは分かってないことが多いです。ですので、論文で自らの主張をサポートするために神経言語学的知見を援用する際は注意が必要ですよね。

池上嘉彦(2001).「言語と認知の記号論的基盤」.In辻幸夫(編),『ことばの認知科学事典』(pp. 69-82).大修館書店.

感想:記号論を広く生命にまで拡張した論考でした。こういった論考があることは知っていたのですが、今まで勉強不足で論文を読んだことがありませんでした。この分野のことがとてもコンパクトにまとめてあり、勉強になりました。この生命記号論や生物記号論という考えはとても魅力的に思えます。まさに、学際的な領域だなぁと思いました。一読をオススメする論文です。知的好奇心を刺激してくれますよ。

van Dijk, T. A.. (1985). Introduction: The common roots of the studies of literature and discourse. In T. A. van Dijk (Ed.), Discourse and literature: New approaches to the analysis of literary genres (pp. 1-9). Amsterdam: John Benjamins.

感想:rhetoricとpoeticsは、古代から少なくとも18世紀までは、お互いに姉妹的な学問分野だったということを確認した後、文学研究や談話研究に多大な影響を与えた(またはそれらの影響によって誕生した)潮流が列挙されていました。それらは、ロシア・フォルマリズム、プラーグ学派、フランス構造主義、アメリカの言語学(Harrisのanalysis of discourse、tagmemicsなど)、ドイツのテキスト言語学、イングランドの選択体系機能文法、およびこの文法理論から派生したイングランドとフィンランドの文体論、センテンス・レベルを超えた新たな言語学の台頭(語用論、社会言語学、談話分析、会話分析、記号論など)、社会ー歴史的観点からの「受容」に関する言語研究(GumperzやHymesによるethnography of speaking traditionやSchutzのhorizon of expectationsなど)、認知的研究(状況モデルの研究や、それらを応用した文学の経験的研究)、でした。フランス構造主義辺りから、文学/非文学という二文法はあまり維持されていないという見解が示されていました(p. 3)。アメリカの言語研究と言うと、ついついブルームフィールド学派や生成文法のみを思い浮かべてしまうのですが、この論文はその点徹底していて、アメリカの亜流(?)の言語研究についても言語学発展の中に位置づけている辺りが、いい見取り図になっているなぁと思いました。

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2006年12月30日 (土)

2006年12月29日金曜日 

今日の読み物:

G.フォコニエ(2000).『思考と言語におけるマッピング メンタル・スペース理論の意味構築モデル』(坂原茂・田窪行則・三藤博(訳)).岩波書店.(原著は1997年出版).第3章(時制とムード)

感想:先日、メンタル・スペース理論について全体的に勉強した甲斐があって、結構読みやすかったです。この章で面白いと思ったことは、「時制とムードは、表現される内容に関しても重要な意味をもつが、主要な認知的機能は、話し手と聞き手がメンタル・スペース構成の刻々と変わる動的プロセスを記録できるようにするというものである」(p. 119)という主張でした。どの言語理論でも、時制やムードといったものは必ず取り上げられますが、理論によってそれらに割り当てられる機能に違いがあって、面白いですね。

田中茂範(2001).「意味づけ論」.In辻幸夫(編),『ことばの認知科学事典』(pp. 287-293).大修館書店.

感想:意味づけ論という名前は何度も聞いたことがありますし、本も持ってはいたのですが、恥ずかしながら本や論文などを読んだことがありませんでした。そして、言語の産出と受容を同時に言語話者内に想定するという考えなのである、ということを初めて知りました。まだまだ、勉強が足らないなぁと実感しました。コンパクトに要点がまとめてあり、総じてコトバの意味づけ論とはどのようなものであるのかが、大まかではありますが分かることができ、とても勉強になりました。他の認知言語学系の理論とは少し違っていて面白かったです。

Leech, G. (1985). Stylistics. In T. A. van Dijk (Ed.), Discourse and literature: New approaches to the analysis of literary genres (pp. 39-57). Amsterdam: John Benjamins.

感想:ちょくちょく文体論では引用される論文ですが、今まで読んでいませんでした。もっと早くに読んでおくべき論文だったと、読み始めてすぐに気が付きました。この論文では、冒頭に、"A style X is the sum of linguistic features associated with texts or textual samples defined by some set of contextual parameters, Y"と規定されています。また、概念の分類がとにかくすばらしいです。まず、文体論を、general stylisticsとliterary stylisticsに分類します。次に、literary stylisticsをdescriptive stylisticsとexplanatory stylisticsに下位分類します。更に、explanatory stylsticsをextrinsic goalとintrinsic goalのstylisticsに下位分類しています。更に、normをabsolute normとrelative normに、deviationをdeterminate deviationとstatistical deviationに分類します。そして、これらの概念には問題があることを認めつつ、ShellyのODE TO THE WEST WINDの分析に入ります。この分析を行う過程で、deviationとparallelism、primary deviation、secondary deviation、tertiary deviation (internal deviation)、foregrounding、cohesion between deviations occurring in different parts of the poem、congruence between deviations occurring concurrently, but at different linguistic levelsといった概念を具体的に解説していきます。そして、分析に基づいて、詩の解釈を提案し(著者自信、言語分析から解釈へと進むアプローチを採用すると明言しています)ています。結論部では、文体論ができることとできないことを列挙するという形で論文を締めくくっていました。この論文のいいところは、文体論の重要な概念を綿密に整理しながら(かつ留意点も明記しながら)、文体論の具体的な分析を提示し、かつ作品の解釈との関係を最終的に示し、文体論の役割をも指摘するという、ことを一つの作品の分析ですべて行ってみせているところです。これから文体論を勉強しようとする学習者にとっては、文体論の研究プロセスがはっきりと分かる構造にもなっています。繰り返しになりますが、もっと早くに読んでおくべき論文でした。上記の意味づけ論でもそうですが、やはりまだ勉強不足であり、勉強し続けることは大事だなと思いました。もし文体論を勉強したいという学生がいましたら、入門書等を読み終わった後ごろに、読むことをすすめてみたい論文だなぁと思いました(ただし、もう古い論文なので、認知言語学的な知見が入っていないという問題点はありますが、そのことを十分に認識した上で読めば、かなり有益な論文であると思います)。

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2006年12月29日 (金)

2006年12月28日木曜日

今日の読み物:

Meyerhoff, M. (2002). Communities of practice. In J. K. Chambers, P. Trudgill, & N. Schilling-Estes (Eds.), The handbook of language variation and change (pp. 526-548). Oxford: Blackwell.

感想:Communities of practiceという概念自体、及びこの概念を用いた研究のレビュー、社会言語学全体へのこの概念の重要性、などが整理されていました。この概念で重要な人物は、Penelope Eckert先生。もともと、ジェンダーと言語の関係を研究する文脈で現れた概念だそうです。定義は、A community of practice is an aggregate of people who come together around mutual engagement in an endeavor ... practices emerge in the course of this mutual endeavor.。この概念を使って研究する際の重要な観点として、mutual engagement、jointly negotiated enterprise、shared repertoireがあるそうで、communities of practiceは社会的学習のプロセスによって定義される領域とも言えるそうです。この論文の第一節では、the speech community、social network、intergroup theory、communicative accomodation theoryなどとの違いもまとめてあり、communities of practiceという概念の輪郭をよりはっきりさせることができました。

山梨正明(2001).「言語科学の身体論的展開-認知言語学のパラダイム」.In辻幸夫(編),『ことばの認知科学事典』(pp. 19-44).大修館書店.

感想:認知言語学の考え自体は、既に勉強したことがあったので新しい発見というものはなかったのですが、生成意味論との関係、認知言語学と生成文法で言うところの「生物学的」という概念の違い、認知言語学から見た生成文法の問題点の整理、などはとても明確で自分の中で考えの整理ができました。

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2006年12月28日 (木)

2006年12月27日水曜日

今日の読み物:

G.フォコニエ(2000).『思考と言語におけるマッピング メンタル・スペース理論の意味構築モデル』(坂原茂・田窪行則・三藤博(訳)).岩波書店.(原著は1997年出版).第2章(メンタル・スペース結合)

感想:ところどころテクニカルな感じでした。本章の目的は、メンタル・スペース理論とはどのような理論であり、これまでの言語学の難問をどのようにシンプルに解決することができそうなのか、といったことが特に強調されていました。メンタル・スペースという考え方は、確かに理論的な強さをかなり備えていますね。

土屋俊(2001).「言語と認知の哲学的諸問題の概略と今後」.In辻幸夫(編),『ことばの認知科学事典』(pp. 5-18).大修館書店.

感想:時間があったので読んでみました。日本語が少し分かりにくかったのですけど、言語と認識の関係についてまとめてありました。しかし、両者の関係というのは一般的に語ることは頻繁になされるのですけど、ちゃんと研究をしようとするとやはりとても難しいですね。特に認識という概念はなかなかの曲者です(でも、とても大切なのですよね)。

坂原茂(2001).「メンタル・スペース理論」.In辻幸夫(編),『ことばの認知科学事典』(pp. 316-332).大修館書店.

感想:フォコニエを読みきる前に、メンタル・スペース理論の全体像が知りたくて、読んでみました。あまり深い議論は含まれてはいませんでしたが、この理論の全体像を知る上でとても役にたちました。この理論はとても面白いです。

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2006年12月26日火曜日

今日は、Boxing Day。僕は、Stylisticsのエッセーを書いていました。。。

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2006年12月27日 (水)

2006年12月25日月曜日

さて、今日はいよいよクリスマスです。僕は今日は完全にオフにして、のんびりと過ごしました。明日からまたがんばります。

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2006年12月24日日曜日

今日はクリスマス・イヴで、キャンパス内はいつもにまして静まりかえっていました。バスも走っておらず、国を挙げてお休みモードでした。

今日のエンターテイメント:

●クリスマス・パーティー。中国の友達と楽しく食事&飲みをしました。楽しかったです。

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2006年12月23日土曜日

今日からStylisticsのエッセーを書き始めました。

今日の読み物:

Eckert, P. (2006). Communities of Practice. In K. Brown (Ed.), Encyclopedia of language and linguistics Vol.2 (2nd ed., pp. 683-685). Oxford: Elsevier.

感想:communities of practiceという概念は、ジェンダーや階級と言ったものに比べて実際的なものであり、社会言語学の研究の進展にかなり期待されているようです。Social networkと似ている感じもしますが、communities of practiceの方が、より具体的な理論なように思いました。

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2006年12月24日 (日)

2006年12月22日金曜日

今日は季節の挨拶のメールを送ったりしました。

今日の読み物:

Bailey, R. W. (1985). Negotiation and meaning: Revisiting the context of situation. In J. D. Benson & W. S. Greaves (Eds.), Sytemic perspectives on discourse, Volume 2 (pp. 1-17). Norwood, NJ: Ablex.

感想:珍しく機能主義言語学系列の論文を読んでみました(少し古い論文ですが)。これはイギリスの言語学の伝統を勉強したいなと思ったためです。まず、選択体系機能文法をやっている研究者のことをsystemicistsと呼ぶのだそうです。知りませんでした。その後、ソシュール派、ブルームフィールド派、機能主義派の言語観を振り返り、機能主義の伝統の中の一つである、context of situationという概念について歴史的に概観していきます。Gardiner→Malinowski→Firth→Mitchell→Hallidayという順に概観がなされていました。やはり、機能主義というのは言語の意味は言語が用いられている場により生成されるものであるというのが大きな前提のようですね。ただ、問題としてそのような場の中の何に注目をして研究をすればいいのか、ということがあります。この解決策として、著者はlinguistic value、functional equivalence、participant roles、memory and projectionという四点を提案していました。特に機能主義の流れを概説した前半は勉強になりました。

G.フォコニエ(2000).『思考と言語におけるマッピング メンタル・スペース理論の意味構築モデル』(坂原茂・田窪行則・三藤博(訳)).岩波書店.(原著は1997年出版).第1章(マッピング)

感想:本論に入る前の序論という感じでした。言語自体の内在的研究の批判がなされ、言語は心的に行われる意味構築と密接に結びついており、これらとの関係で研究することが必須であることが再三強調されていました。言語研究を物理学などとのアナロジーで語っていたところがなかなか面白かったです。マッピングに関しては3種類(投射マッピング、語用論的関数マッピング、スキーマ・マッピング)紹介してありました。その後、領域間マッピングが関係していることが分かってきている具体的な事例がいくつか紹介してありました。それぞれに深入りをすることはなく、ただ「こういったものもあれば、こういったものもある」といったようにまさに列挙されている感じでした。マッピングはメンタル・スペースの融合において重要な概念です。以後の章が楽しみです。

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2006年12月21日木曜日

今日は、Language Test Construction and Evaluationの5000字のassignmentの第一校が完成しました。しばらく寝かせることとしましょう。

今日のエンターテイメント:

●Suranne Jones主演の『Strictly Confidential』が最終回。とてもあっという間の展開で面白かったです。

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2006年12月22日 (金)

2006年12月20日水曜日

今日のエンターテイメント:

●今日はコースメートの友達の誕生日だったので、皆でなぜか中華料理店で誕生日会。みんなで中華を一緒に食べました。久々に箸を使いました。食事が終わった後は、レストランへ持ってきたケーキにろうそくを立てて、点火してお祝いし、みんなでケーキを食べました。イギリスのケーキというのはなかなか重たいですね。カステラを包んでいる白いコーティングの層もとても分厚い。でも、ハッピーバースデーを皆で歌って、誕生日の人がろうそくを消すというのは、日本と同じでした。お誕生日、おめでとうございました。

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2006年12月19日火曜日

今日の読み物:

野口良平(2004).「イコン・インデックス・シンボル-概念再定義への試み-」.『立命館文学』,582,42-56.

感想:以前プラトンの『クラチュロス』を読んだときに偶然入手した論文で、時間もあることですし読ませていただきました。論文のかなりの部分がパースに基づいていました。僕は不勉強でパースは読んでいないのですけど、やはり一度読んでおかなければならないなぁと痛感しました。20代のうちに一読したいと思います。論文自体はかなりの部分をパースに負っているため、少し分からないところがありました。勉強不足ですね。でもとても面白く読ませてもらいました。

今日のエンターテイメント:

●デンマークから来ていた交換留学生の女の子が留学期間を終えて帰国するというので、そのお別れ会をしました。まだランカスターに残っている人だけでお別れ会(といってもただの飲み会ですけど)をしました。彼女は彼氏と一緒にこっちに来ていたので、一学期中は何度も一緒に飲んだため、とても名残おしいです。また、今日はなんとデンマークの娘の誕生日でもありました。また会いましょう!

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2006年12月18日月曜日

今日のエンターテイメント:

●今日は久々にタウンへ買い物へ行きました。欲しかったCDを買ったり、食糧を買いだめしたりしました。昼の2時頃には既に帰宅。

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2006年12月17日日曜日

今日は久々に洗濯をしたりしました。とてものんびりした日。といっても課題のエッセーについてはちょこちょこと書いてはいます。

今日のエンターテイメント:

●今日は『X-factor』という歌手の新人発掘の番組の2006年版最終回でした。優勝した人はとても歌が上手でした。優勝が決まった時点でCDのプリントが始まり、水曜日には店頭にその人のCDが発売されるそうです。面白かった。

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2006年12月16日土曜日

今日は午前中は家でごろごろしてました。

今日の読み物:

Semino, E., & Culpeper, J. (1995). Stylistics. In J. Blommaert, J. O. Ostman, & J. Verschueren (Eds.), Handbook of pragmatics (pp. 513-520). Amsterdam: John Benjamins.

感想:生成文法、選択体系機能文法、認知言語学、語用論、談話分析などがどのように文体論に影響を与えてきたのか、簡潔にまとめてありました。また、General stylistics(文学を扱わない文体論)とliterary stylisticsの違い、関係、などについてもまとめたあったのでとてもいい概論的論文だと思いました。勉強になりました。

●夕方に台湾の友達がカレーパーティーに招待してくれたので、御呼ばれにあがりました。台湾の友達は土日に一時台湾へ帰国するので、しばらくは会えませんね。カレーうまかった!ありがとう。また2007年に会いましょう!

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2006年12月15日金曜日

本当は今日が1学期最後の日なのですが、もう僕の授業はすべて終わりましたので、今日から冬休み突入です。

今日のエンターテイメント

●Academic Discourse Practicesのクリスマス・パーティーに参加。林檎&ジンジャージュースを飲んだり、ミンスパイを食べたり、シェリーを飲んだり、とっても楽しかったです。

●Whiote Crossで簡単に一学期打ち上げ。5人ぐらいしか集まりませんでしたけど(既に皆帰省を始めたりしているので)、楽しく飲みました。

●来年のことに関して吉報あり。

●White Crossでの飲み会が終わったあとに、キャンパスに帰って来て、台湾の友達がやっていた一学期お疲れ会に急遽参加させてもらいました。だらだらとしゃべって楽しかったです。

●その後、台湾の友達とGrad Barへ行きました、。随分長い間会ってなかった友達と久々に話が出来て楽しかったです。

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2006年12月14日木曜日

今日で実質、1学期が終了しました。あっという間でした。一息つきます。

今日の授業:

English Grammar(最終回): English grammar: From theory to application(Geoffrey Leech先生による特別講義)

今日のエンターテイメント:

●Suranne Jones主演、Strictly Confidentialをintensive listening

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2006年12月14日 (木)

2006年12月13日

今日の授業:

Sociolinguistics(最終回): Language planning, language death and language revival

今日の読み物:

Leech, G. (2000). Grammars of spoken English: New outcomes of corpus-oriented research. Language Learning, 50 (4), 675-724.

感想:コーパス言語学の発展や特徴、スピーチの文法、などといった基本的な事柄について詳細に渡って記述されていました。Ronald Carterさんたちノッティンガム学派と違って、著者は話し言葉と書き言葉は基本的には同じものから構成されているという立場に立つそうです。書き言葉中心の文法というものを話し言葉の文法を調べる際に見つかった新たな構造によって捉えなおすことで、このことが示されていました。また、作業記憶とスピーチの単純な構造の関係が結構強調されていて、面白かったです。

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2006年12月12日

今日の授業:

Language Test Construction and Evaluation(最終回): Assessing listening

今日のエンターテイメント

●The Grad Barのクイズ大会に三人で参加。結果はthe second place from the bottom。やはりみんなで協力しないといい順位は取れません。。。そして、家に帰るとなぜか隊長を崩してしましました。

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2006年12月11日

いよいよWeek 10。今週で一学期も終わりです。

今日の授業:

Stylistics(最終回): Round-up

Research Issues in Applied Linguistics(最終回): Ethics in research

今日の読み物:

Nettle, D., & Romaine, S. (2000). Vanishing voices: The extinction of the world's languages. Oxford: Oxford University Press. Chapter 1 (Where have all the languages gone?)

感想:言語の死を生物学的アナロジーで考えようとしている部分が再三見られ、とても新鮮でした。言語を扱う者としては、言語の死というのはやはり悲しい気持ちになります。言語の死といった問題についてちゃんとした論文を読んだことがなかったので、とても勉強になりました。

今日のエンターテイメント

●いつものごとく台湾人の友達にご飯をご馳走になりました。今日はカレーだった。ご馳走様でした☆

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2006年12月10日

今日の読み物:

Cameron, D., Frazer, E., Harvey, P., Rampton, B., & Richardson, K. (1993). Ethics, advocacy and empowerment in researching language. Language and Communication, 13 (2), 81-94.

感想:research = a form of knowledge-producing activity continue to be practised and valued.と述べられていました。研究とは何か、研究における研究者とインフォーマントの力関係とは何か、といった倫理面の論文でした。基本的にはフーコーの図式に従っていました。研究をする際に、研究者が常に心に留めておくべき事柄が書いてあったと思います。大学院などの方法論のコースなどで読み物として使うといいかもしれません。

今日のエンターテイメント

●イタリアーアメリカのハーフの友達にイタリアンランチに招待してもらいました。バスで彼の家まで行き、彼のハウスメイトの日本人の方と、とてもおいしいイタリア料理をご馳走になりました。本当に美味しかったです☆ご馳走様でした。

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2006年12月11日 (月)

2006年12月9日

今日の読み物:

Bennison, N. (1998). Accessing character through conversation: Tom Stoppard's Professional Foul. In J. Culpeper, M. Short & P. Verdonk. (Eds.), Exploring the language of drama (pp. 67-82). London: Routledge.

感想:登場人物のキャラクター性がどのように言語的に作られているか、を会話分析と語用論に基づいて分析した研究でした。分析の観点としては、turn-taking、topic-shift & topic-control、turn-allocation & turn-taking、hesitation & incomplete turns、interruptions、politeness、co-operative principlesが選択され、分析がなされていました。分析されていた作品を鑑賞したことがないので、その分析自体の精度については分からないのですが、文体論における論文の書き方などがとても参考になり、勉強になりました。

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2006年12月8日

やはり、飲みすぎたようで、二日酔いになりました。お酒のミックスはいけませんね、やっぱり。。。

今日の授業:

Academic Discourse Practices(最終回):Considering the reader

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2006年12月7日

今日は、普段あるEnglish Grammarが既に月曜日に時間変更であったため、授業はなしです。

今日のエンターテイメント:

●コースメイトとクリスマスディナー。とても楽しかったです。強風の中、キャンパスから皆でタクシーに乗ってWhite Crossへ行き、お酒を一杯ずつぐらい飲んだ後、予約席に移動し、クラッカーを鳴らして遊び、総勢14名で食事をしました。僕はウェールズ的だというラムのクリスマスディナーを赤ワインと一緒に食べました。その後、クリスマス・プディングを食べ、歩いてタウンセンターに移動し、最初に入ったパブはちょっと混雑しすぎていたので、他のパブへ移動し、そこで再びお酒を飲みながら皆でしゃべって遊びました。最後は、キャンパスに住む友達と一緒にバスに乗って、キャンパスへ帰ってきました。とても楽しかったです。

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2006年12月6日

今日の授業:

Sociolinguistics: Speech styles and speech communities

今日の講演:

Geoffrey Leech先生「Politeness: Is there an East-West divide?」

今日の読み物:

Carter, R. (1999). Common language: Corpus, creativity and cognition. Language and Literature, 8 (3), 195-216.

感想:日常言語における文学的言語をコーパスを元に探し出し、実は日常言語が規範なのではなく、文学的言語が規範なのではないだろうか、といった立場を言語学的に示した論文です。色々な例が出されていて、とても面白かったです。「文学的言語」などの定義に関する歴史的レビューなどがありましたが、全体的に少し「浅い」感じがする論文です。重要なことを、ぱらぱらと色々なところで少しずつ述べるという感じの論文でした。ただ、この論文自体が、今後の研究の方向性を示すといった目的で書かれている論文であるため、こういった「浅い」感じがするのは別に悪いことであるとは思いません。最後に、今後の研究の方向性が何点か示されていました。どれも面白い研究課題となるのではないでしょうか。また、論文のタイトルも「c」の反復を使っている辺りが、さすがだなぁと思いました。文学的言語は日常言語はおろか、アカデミックな言語にも多く含まれているのです。

今日のエンターテイメント:

●家でテレビでLove Actuallyを鑑賞。面白かったです。

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2006年12月5日

今日の授業:

Language Test Construction and Evaluation: Assessing reading

今日の読み物:

Short, M. (1996). Exploring the language of poems, plays and prose. London: Logman. Chapter 8 (Assumptions, presuppositions and the inferring of meaning)

感想:Griceの会話の公理を基にした分析がとても面白かったです。

Short, M. (1996). Exploring the language of poems, plays and prose. London: Logman. Chapter 12 (Bringing it all together)

感想:文体論のアサインメントを書く前に、心構えとして読みました。特に新しいことはなかったのですが、重要なポイントが指摘されていて、やはり文体論の入門書としては最高の本だと思いました。

今日のエンターテイメント:

●控え室での雑談:今日はメールの名前の後につける「x」の意味について

●Academic Discourse Practicesの授業で、エッセーのサンプルとして僕のエッセーを提供することになりました。その見返りとして、授業担当の先生からエッセーのアドバイスをもらうことができ、そのチュートリアルが夕方4時からありました。チュートリアルはとても有益なものでした。また、なんと教英のランカスター大学プロジェクトで11と12の学年を教えたことがあるそうで、当時の写真を見ながらその話で盛り上がりました。世間は狭いですね。

●テスティングの授業仲間で、Furness Barで飲みました。

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2006年12月 5日 (火)

2006年12月4日

今日はとても忙しい日。授業が三つもありました。

今日の授業:

English Grammar (make-up): The passive: Forms and functions

Stylistics: Characterisation 2: Textual cues and characterisation

Research Issues in Applied Linguistics: Combining quantitative and qualitative analysis: The multi-method approach

今日の読み物:

Cheshire, J. (2002). Sex and gender in variationist research. In J. K. Chanbers, P. Trudgill, & N. Schilling-Estes (Eds.), The handbook of language variation and change (pp. 423-443). Oxford: Blackwell.

感想:基本的な話の流れは、variationistは性という変数を伝統的に静的なものとして扱ってき、様々なことが明らかにされてきてはいるが、やはり性というのは動的な ものであり、視点を変える必要があるとのこと。そして、実際、近年では社会心理学的アプローチや談話分析的アプローチがそういった視点にたって言語とジェンダーの関係を研究しているとのことでした。更に、音韻論的なものだけではなく、より高次元な言語的現象も研究対象として扱われ始めたということが指摘されていました。どちらかというと、ビギナー向けの論文でした。私としては、この分野の論文は結構読んできましたから、特に新しいことはありませんでした。でもハンドブックの中の論文ですから、当然ですよね。これから言語とジェンダーを研究したいという方にはオススメです。

今日のエンターテイメント:

●控え室での雑談:顔文字と相合傘の文化的差異について

●台湾の友達にコーンスープをご馳走になりました。ごっつぁんです!

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2006年12月3日

今日の読み物:

Culpeper, J. (2001). Language and characterisation: People in plays and other texts. Harlow: Longman/Pearson Education. Chapter 2 (Character categories and impressions of character)

感想:Characterisationの重要な研究である、バルト、プロップ、グレマス、フライをレビューした後、これらの研究よりももっと伝統的なForsterのflat/roundというcharacterisationの考えに注目していました。次に、近年の認知科学(または心理学)の研究をレビューし、スキーマであるとかプロトタイプであるとか、社会的認知(social cognition)の考えをまとめていきます。そして、Forsterの分類をこれらの認知的な考えで補強し(prototypical distortionといった考えが示されていました)、最後は実際のテクストを読者に読ませ(ただしこれはパイロット的なもので、少し試みてみた、といった感じのものです)、その結果をこの章で提案した考えにそって解釈していました。論文の後半がとても面白かったですね。

今日のエンターテイメント:

●友達のインタビューに答える。このインタビューのお礼として、夕食をご馳走になりました。MBAをしているドイツ人の女性も加わり、三人で楽しく夕食を食べました。

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2006年12月2日

今日の読み物:

Hollmann, W. (2006). Passivisability of English periphrastic causatives. In S. Th. Gries & A. Stefanowitsch (Eds.), Corpora in cognitive linguistics: Corpus-based approach to syntax and lexis (pp. 193-223). Berlin: Mouton de Gruyter.

感想:統計分析は「おや?」って感じでしたけど、言語分析の実験計画はとてもうまく組み立てられていました。受動態化するにあたり、動詞が備えているべき重要な原理は何かを見つけ出そうという試みでした。とても面白かったです。

今日のエンターテイメント:

●週一回ぐらいは本当に恒例になっている、台湾の友達とのディナー。ほんと、すんませんです。

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2006年12月 2日 (土)

2006年12月1日

いよいよ師走ですね。今年ももう少し。1学期ももう少し。今日は来週のLanguage Test Construction and Evaluationの授業のためのグループワークをしたり、研究会に参加したりとばたばたでした。たまに見ている番組のI'm a Celebrityが最終回。今年のジャングルの王者が決定。

今日の授業:

Academic Discourse Practices: Writing workshops: Writer roles and identities

今日の研究発表:

Kieran O'Halloran "The subconscious in James Joyce's 'Eveline': A corpus stylistic analysis that chew on the 'Fish hook'

今日の読み物:

Holmes, J. (1997). Women, language and identity. Journal of Sociolinguistics, 1 (2), 195-223.

感想:以前、同著者の他の論文を読んだときはかなりフェミニストな感じで少し抵抗を覚えたのですが、この論文はとても好きです。特に、会話分析を行って、実際に女性と男性がどのように言語を用いて自らのアイデンティティーを確立しようとしているかを記述したセクションはとても面白かったです。前半の理論的背景に関しても、言語とジェンダーの関係の問題が整理されていて、取っ掛かりにいい論文だなぁと思いました。

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2006年11月30日

今日はとてもばたばたしていた日でした。

今日の授業:

English Grammar: Complex sentences: Complementation - fixed or fluid, structural or iconic?

機能論であっても、神経言語学的データを受け入れる用意はあるそうです。

今日のエンターテイメント:

●Revolutionで皆で飲んだ。今日はピッチャーも投入。

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2006年11月29日

今日の授業:

Sociolinguistics: Language variation and gender

今日の読み物:

Givon, T. (1993). English grammar: A functional-based introduction, Volume 2. Amsterdam: John Benjamins. Chapter 7 (Verbal complements)

感想:結構読み応えのあったものでした。内容が難しいというのではなく、新たな発見とでもいいましょうか、とても勉強になりました。英語はcomplement structureにおいては非常に複雑であり、機能論的な規則がその複雑な構造を説明してくれるのではないか、というものでした。確かに、この章の大半の構造に関してはうまく説明されていたような気がします。しかし、最後の10ページぐらいでしょうか、やはりどうしても例外的なものが多く出てきていました。それでも、とても面白い考え方で、満足です。

今日のエンターテイメント:

●タウンへ買い物:珍しくCDを買ってみた。エヂンバラのクラブでよく流れていた曲が収録されているっぽいCD。思い出の一つとして。

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2006年11月28日

今日の授業:

Language Test Construction and Evaluation: Assessing speaking

テスト問題の説明はなるべく目標言語で書くことが推奨されていました。

今日の読み物:

Eckert, P. (1989). The whole woman: Sex and geder differences in variation. Language Variation and Change, 1, 245-267.

感想:ジェンダーは単に二項対立的な問題ではなく、様々な社会的実践や社会経済的要因が関係していること、言語へのジェンダーの影響は同一ジェンダー内でも様々な形で現れること、Detroitのデータによると女性が言語変化を引き起こしていること、などが書かれていました。女性は男性よりも様々な言語共同体の人とコミュニケーションをはからなければならず、それが女性を男性よりも言語変化に対して寛容な態度を取らせているということも指摘されていました。少し難解で古い論文でしたが、面白かったです。

今日のエンターテイメント:

●Grad Barのクイズ大会:今日はイマイチでしたが、Picture Sessionで2等を取ったので、景品をもらいました。ちなみに、クラスメイトは2チームに分かれて参加したのですけど、僕がいなかった方のチームは2位でした。すげー。ちなみに、「相撲は体重別に何階級に分けられているでしょう?」というクイズがSports Sessionで出ました。もちろん答えは「0」か「1」ですよね。僕のチームはこの難問(ヨーロッパ人にとっては難問なようでした)に楽々答えることができましたけどね。

●少し飲み足りない3人でキャンパス内の他のバーへ。話題は学部生時代にやったばかなこと、幽霊、映画、宇宙人でした。

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