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2006年11月30日 (木)

2006年11月27日

今日からWeek 8。一学期もいよいよ佳境です。

今日の授業:

Stylistics: Characterisation 1: Background knowledge and characterisation

Research Issues in Applied Linguistics: Quantitative methodology: Data analysis

今日文体論で学んだこと。

●認知文体論は、そのテクストを分析しているまさにその人を読者として想定している。

●文体論の目的とは:The overall goal of literary stylistics is to explain how linguistic choices and patterns in literary texts contribute to readers' responses and interpretations.

●文体論の進展とは:Stylistics tends to exploit advances in other areas of linguistics, as well as developing some of its own tools. Consequently, the history of stylistics is marked by advances and developments in linguistics generally (e.g. generative grammar, systemic linguistics, cognitive linguistics).

今日の読み物:

Wodak, R., & Benke, G. (1997). Gender as a sociolinguistic variable: New perspectives on variation studies. In F. Coulmas (Ed.), The handbook of sociolinguistics (pp. 127-149). Oxford: Blackwell.

感想:genderやsexといった用語の定義、ジェンダー言語学研究史、研究パラダイムの説明(Labov、Trudgill、Milroy、他)、フェミニストからの批判、新たな研究法(ethnographic approach、sociopsychological approach)、といった構成になっていました。やはりハンドブックの中の論文ですから、教科書的なのですが、初心者の私にはとても役立ちました。ジェンダーと言語の問題はとても興味深いですね。それにしても、ジェンダーと言語の本格的な研究を一番最初にしたのはLabovさん(1966年)であったということは知りませんでした。ずっとLakoffさんだと思っていました。まだまだ勉強不足ですね。

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2006年11月28日 (火)

2006年11月26日

今日は日曜日。今日からお勉強復活。

今日の読み物:

Semino, E. (1995). Schema theory and the analysis of text worlds in poetry. Language and Literature, 4 (2), 79-108.

感想:結構ずっしりと内容の濃い論文でした。スキーマ理論の説明、スキーマ理論を使った文体論の説明、可能世界理論との違い、などが説明された後、2編の詩がスキーマ理論に基づいて文体分析されていました。一つの作品は、schema refreshmentといった現象が生じない、conventionalな作品の分析例でした。もう一方の作品は、schema refreshmentが生じる、かなり奇抜な作品の分析例でした。少し前に書かれた論文ではあるのですが、まだ新しい内容で勉強になりました。

Uchida, A. (1992). When "difference" is "dominance": A critique of the "anti-power-based" cultural approach to sex differences. Language in Society, 21, 547-568.

感想:この論文では、言語とジェンダーの問題に対する二つのアプローチ(difference/cultural approachとdominance/power-based approach)を取り上げ、前者のアプローチを批判しています。前者のアプローチとは、男性と女性は違う文化共同体に所属しており、このことが原因で異ジェンダー間のコミュニケーションで問題が生じたり、言語的特長がジェンダーによって違ったりするのである、と考えるアプローチのことです。このアプローチでは、ジェンダーにおける社会的地位の問題とか権力の問題とか、そういったものは全く考慮しないとのことでした。著者によりますと、言語とジェンダーの問題を考える以上は、権力や社会的地位といった問題を間がることは必須であり、これらを考慮しないアプローチは問題があるとのことでした。ただし、dominance/power-based approachにも問題があるそうです。それはジェンダーを単一的な変数として扱っており、ジェンダーとその他の社会学的変数との関係を扱えていないという問題です。著者によりますと、ジェンダーとは行為であり(gendering)、そのほかの文脈的要因を考えていかなければならないということが結論として挙げられていました。

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2006年11月27日 (月)

2006年11月25日

今日はなーんにもしなかった。一週間にこういう日は、やはり必要なのです(開き直り)。

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2006年11月24日

今日の授業:

Academic Discourse Practices: Bringing reading into writing 2

Career Planning

今日のエンターテイメント

●ベルギー人の友人の家でパーティー:ベルギーワッフルとベルギービール(westmalle)が美味しかった。なんとビールのアルコール度数は9.5%ぐらいあった。

●上記のパーティーを途中で抜けて、日本人のパーティーへ。久々に日本語ありまくりののみで、とても楽しかったです。3時ぐらいまで僕のフラットで飲み明かした。

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2006年11月23日

今日の授業:

English Grammar: Evidence in grammatical research: Recent trends and methods

今日の読み物:

Semino, E. (forthcoming). Text worlds. In G. Brone & J. Vandaele (Eds.), Cognitive poetics. Berlin: Mouton de Gruyter.

感想:論文後半の、Fauconnierのblending theory、Werthのtext world theory、Emmotのcontextual frames theoryについての概説を読みました。これらの理論は、読者がテクストを読む時に、どのようにテクスト世界を心的に構築するのかということを明らかにしようとする試みとして紹介されています。しかし、私個人としては、実験などをしない限りは、文学テクストのオンライン処理は扱えないのではないか、というのが素直な感想です。しかし、可能世界理論よりも一歩進んだ研究であるということは明らかであると思います。

今日のエンターテイメント

●毎週恒例の飲み。今日はFurness CollegeのBarにて。話題はストーカーとペットについて。

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2006年11月24日 (金)

2006年11月22日

今日の授業:

Sociolinguistics: Attitudes to language

今日の読み物:

Hollman, W., & Siewierska, A. (2006). Corpora and (the need for) other methods in a study of Lancashire Dialect. ZAA, 54 (2), 203-216.

感想:方言の研究の必要性、方言研究におけるコーパスの有用性、新たな言語抽出法や質問紙の有用性、などが強調されていました。そして、これらを組み合わせた方法論によって、ランカスター地方の方言研究が例示されていました。この研究によると、今までランカスターでは定冠詞の省略などが方言的特長として考えられていましたが、分析の結果、それらは必ずしも方言の社会言語学的マークとしては機能していないということが示されていました。ただし、調査参加者が2人であることは、著者たち自信も認めている通り、問題ではあるでしょうね。また、本論文の主張自体はそれほど新しいものではないのではないか、というのが私の感想です。ただし、このことは、この論文がどのような読者を想定して書かれたのか、ということによって異なってくるとは思いますが。

今日のエンターテイメント:

●買い物:2週間ぶりにタウンへ買い物へ。疲れた。

●Lancashire Hotpotというご飯を食べたら、美味しかった。

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2006年11月23日 (木)

2006年11月21日

今日の授業:

Language Test Construction and Evaluation: Validity & Assessing writing

今日の読み物:

Fasold, R. (1984). The sociolinguistics of society. Oxford: Basil Blackwell. Chapter 6 (Language Attitudes)

感想:少し古いのですが、面白く読めました。Language attitudesの研究にはmentalist viewとbehaviorist viewがあるということから章がはじめられていました。そして方法論についてのまとめ(特にmatched-guise techniqueとsemantic differential scalesが中心)がなされ、language attitudesの研究成果の応用例として、社会構造についての研究と教育に関する研究がかなり詳細に立ち入ってレビューされていました。

今日のエンターテイメント:

●台湾の友達に食事に招待していただきました:またまた、ご馳走様でした。

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2006年11月21日 (火)

2006年11月20日

Week 7の始まりです。今日から11月も後半。本当に寒くなってきました。今日は数週間前に休講になった言語テストの授業の補講が朝一からありました。

今日の授業:

Language Test Construction and Evaluation: Reliability

Stylistics: Text Worlds 2: Schemata and blends

Research Issues in Applied Linguistics: Quantitative methodology: Sampling and data collection

今日の読み物:

Blom, J., & Gumperz, J. J. (1972). Social meaning in linguistic structure: Code-switching in Norway. In J. J. Gumperz & D. Hymes (1972). Directions in sociolinguistics: The ethnography of communication (pp. 407-434). New York: Holt, Rinehart & Winston.

感想:社会言語学における、いわゆるinteractionistの論文。ちょっと古いので、理論的に目新しいところなどはあまりありませんでしたが、これまであまりinteractionistの論文を読んだことがなかったので、楽しめました。この論文では、方言は話者の意識下で選択がなされることから、それはHymesのcommunicative competenceの一部をなす、ということが述べられていました。文体論に関心を持つ者としては、metaphorical switching (p. 425)という現象が気になるところではあります。

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2006年11月19日

今日は午後三時ごろ起床。たまにはこんな日が必要なのです、やっぱり。

今日の読み物:

Giles, H., & Coupland, N. (1991). Language: Contexts and consequences. Milton Keynes: Open University Press. Chapter 2 (Language attitudes)

感想:この分野の研究ではMatched-guise technique(MGT)という実験方法が繰り返し使われてきたそうです。そして、language attitudeについてどのようなことが研究されてきたのかが全体的にレビューされていました。この論文の最後の部分では、これからは構成主義的な研究(attitudeは前もって決まっているものではなく、その都度構成されていくもの)が必要であることが説かれていました。おそらく、2006年現在では、もう構成主義的な研究は多くなされているものと思われます。

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2006年11月18日

今日の読み物:

Semino, E. (forthcoming). Text worlds. In G. Brone & J. Vandaele (Eds.), Cognitive poetics. Berlin: Mouton de Gruyter.

感想:具体的なテクストを用いて、可能世界論の有用性を示した論文。とりあえず、前半の可能世界論についての部分のみを読みました。後半のblending theoryについては来週読むことにします。この論文によると、可能世界論はオンラインの観点からの分析は少し難しいそうです。 でも、可能世界論が文体論の分析において有益なことには変わりはないと思います。

今日のエンターテイメント

●今日はフラットでパーティー:皆で楽しい時間を過ごすことができてよかったです!僕は飲み物担当だったので、夕方に飲み物を買いにいったのですが、その途中で日本人の友人にもばったりあったりして、とても楽しい夕方&夜を過ごすことが出来たと思います。今日食卓に並んだのは、伝統的なロシアのパンケーキ、鶏肉とピーマンの甘酢和えみたいなもの、蒸し魚生姜風味、おにぎり、セインズベリーのドーナツでした。どれも旨かった。

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2006年11月19日 (日)

2006年11月17日

今日の授業:

Academic Discourse Practises:Bringing reading into writing 1

今日の読み物:

Milroy, L. (1982). Social network and linguistic focusing. In S. Romaine (Ed.), Sociolinguistic variation in speech communities (pp. 141-152). London: Edward Arnold.

感想:Social networkモデルの基づき、強いコネクションとベルファストの音韻的特長の相関関係について調べた論文。また、同じ言語共同体内でもジェンダー差が見られることも指摘した論文。とても面白く読みました。

Milroy, J., & Milroy, L. (1997). Network structure and linguistic change. In N. Coupland & A. Jaworski (Eds.), Sociolinguistics: A reader and coursebook (pp. 199-212). New York: St. Martin's Press.

感想:この論文では、Social networkモデルの弱いコネクションに注目しています。弱いコネクションにある人、つまり言語共同体間を様々に動き回る人、 は、言語変化を言語共同体に引き起こす媒体としての役割を果たしている、ということがメインポイントだと思います。これは上記の論文とセットで読むといいでしょうね。この論文もとても勉強になりました。

今日のエンターテイメント

●台湾の友達に夕食に招待してもらいました。いつも、本当にすいません。

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2006年11月18日 (土)

2006年11月16日

今日は朝10時から、Language Test Construction and Evaluationの授業のグループワークの話し合いがありました。

今日の読み物:

Semino, E. (2006). Possible worlds: Stylistic applications. In K. Brown (Ed.), Encyclopedia of language and linguistics Volume 9 (2nd ed., pp. 777-782). Oxford: Elsevier.

感想:文体論における可能世界論はイギリスに来てから初めて知りました。イギリスの文体論は日本の文体論よりもはるかに進んでいるということを改めて認識しました。この可能世界論、とても面白いです。是非、日本に帰ったらこの理論を用いて、改作の問題などに取り組んでみたいなと思っています。文体論の最新の分野の一つだと思いますので、興味のある方は是非一読をお勧めします。

今日のエンターテイメント:

●クラスメイトと飲み:Robbin→Yorkshire Houseという感じでした。友達の勧めで飲んだサイダーがとても強く、酔っ払ってしまいました。ということで、ちょっと早めに退散。楽しかった☆

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2006年11月16日 (木)

2006年11月15日

Sociolinguisticsのレポートのファースト・ドラフトが完成しました。まだ提出までに何回か修正をしなければなりませんが。

今日の授業:

Sociolinguistics:Social dialectology II: The individual

今日の読み物:

Quirk, R. (1990). Language varieties and standard language. English Today, 21, 3-10.

感想:世界に色んな英語が共存する中で、英語教育(L1教育とL2教育両方を含む)における標準英語の重要性を主張した論文でした。英語の変異の過剰な強調は、教育においては一見、学習者の「自由」をサポートする感じがしますが、実際はEnglish as a tool of communicationという側面を軽視することになり、結果として学習者は他の国の人とコミュニケーションをすることが難しくなる、ということが書かれていました。これはなかなか面白い議論だし、合理的な主張でもあるなぁと思いました。英語の変異の研究と英語を学習者に習得させるための研究は、明確に区別されるべきであって、決して一方の議論を他方に強引に押し付けるようなことは避けなければなりませんね。だって、それらの研究は言語を扱いつつも、全く別のことを調べているわけですから。

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2006年11月15日 (水)

2006年11月14日

今日で楽しかったリスニングの授業が終わりました。この授業のおかげでリスニング力が伸びたかどうかは疑問が残りますが、貴重な資料をたくさんもらうことができたし、かなり満足しています。

今日の授業:

Language Test Construction and Evaluation:Reading week

今日の読み物:

Milroy, L. (2002). Social networks. In J. K. Chamber, P. Trudgill, & N. Schilling-Estes (Eds.), The handbook of language variation and change (pp. 549-572). Malden, MA: Blackwell.

感想:この論文では、タイトルどおりsocial networksの概念についての説明、social networksという概念を用いた研究のレビュー、そしてこの概念がどのような社会言語学的現象の説明に役立つのか、といったことがまとめてありました。とても面白かったです。しかし、この概念、以外と古い概念であるということを知ってちょっとびっくりしました。

今日のエンターテイメント:

●台湾人の友達にデザートをご馳走になりました。いつもすいません。

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2006年11月13日

今週はほとんどの授業がリーディングウィークです☆

今日の授業:

Stylistics: Reading week

Research Issues in Applied Linguistics: Reading week

今日の読み物:

Mesthrie, R., Swann, J., Deumert, A., & Leap, W. L. (2001). Introducing sociolinguistics. Edinburgh: Edinburgh University Press. Chapter 4 (Language variation and change)

感想:言語の変異や変化を説明するためのモデルとして、Labovian approach、Lexical diffusion approach、Social network approachが紹介されていました。どれも興味深かったです。中でもSocial network approachに多くのページが割かれていました。言語変化と言語の保存の両方の側面を、言語共同体内の個人間の関係の強弱によって説明しようとする試みは、かなり期待されているのだなぁと思いました。この本は、本当に面白い。

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2006年11月14日 (火)

2006年11月12日

今日は休憩☆

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2006年11月11日

今日の読み物:

Mesthrie, R., Swann, J., Deumert, A., & Leap, W. L. (2001). Introducing sociolinguistics. Edinburgh: Edinburgh University Press. Chapter 3 (Social dialectology)

感想:やはりLabovの研究って社会言語学の中ではすごいのだなぁと再確認しました。ケース・スタディーとかが紹介されていて、その研究方法についても学ぶことができました。

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2006年11月10日

今日の授業:

Academic Discourse Practises:Getting started: Analysing the task, brainstorming ideas, outlinine planning

今日のエンターテイメント:

●夕食会&おしゃべり:夜7時から深夜3時までいつものメンバーで。楽しかった!

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2006年11月10日 (金)

2006年11月9日

今日の授業:

English Grammar: Grammatical functions: Structural or semantic, universal or otherwise?

今日の読み物:

Taylor, J. R. (2003). Cognitive grammar. Oxford: Oxford University Press. Chapter 21 (Clause structure)

感想:節構造についての認知言語学的見解。「なるほど」と思えるところが色々とあり、とても面白かったです。

今日のエンターテイメント:

●クラスメイトとWater Witchで飲み会:とてもいい感じのパブでした。

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2006年11月8日

今日の授業:

Sociolinguistics: Reading week

今日の読み物:

Sociolinguisticsのassignment用の資料をあさり読み。

今日のエンターテイメント:

●タウンへ買い物

●テレビを設置

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2006年11月 8日 (水)

2006年11月7日

今日はResearch Group in Theoretical Linguisticsの集まりがありました。リーチ先生はとても博学だなあとただただ驚くばかりでした。また、メンバーは個々の研究分野だけではなく、言語学全体に関しても多くの知識を持っているなあと。僕も精進しないといけませんね。リスニングの授業もあったのですが、やはり心が和みます。

今日の授業:

Language Test Construction and Evaluation: Item analysis & Descriptive statistics

今日の読み物:

Allan, K. (in press). The Western classical tradition in linguistics. London: Equinox. Chapter 10 (Language and thought: From Epicurus until after Whorf)

感想:この章は、言語と思考の関係を議論した研究者を歴史的に辿っていこうとしていました。エピクロスから始まり、ロック、コンディラック、ヘルダー、フンボルト、サピア、ウォーフなどが主に扱われていました。ただし、言語起源論の話と言語相対仮説の話がミックスされていて、作者が言わんとするところが分かりにくかったです。また、議論も少し乱暴で表面をなぞったような感じがありました。最後には認知言語学の話をしようとするのですが、認知言語学に関する具体的な説明も特になく、ただ文献を羅列するだけとなっていました。しかも、その文献リストの中にはJackendoffやVan Valinと言った、認知言語学者と言ってしまっていいのかという感じの文献も含まれていたりして、少し疑問が多く残りました。ただ、ウォーフまでの流れに関しては、表面的にではありますが、その伝統の流れを知ることができてよかったです。

今日のエンターテイメント:

●The Gradbarでのクイズ大会にクラスメイトと再び参加。今回は3位!

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2006年11月6日

今日の授業:

Stylistics: Text worlds I: Possible worlds

Research Issues in Applied Linguistics: Using think alouds

今日の読み物:

Okamoto, S. (1995). "Tasteless" Japanese: Less "feminine" speech among young Japanese women. In K. Hall & M. Bucholz (Eds.), Gender articulated: Language and the socially constructed self (pp. 297-325). London: Routledge.

感想:この論文の日本のジェンダー言語学の論文としてよく引用される論文です。終助詞を調べた部分では、日本の若い女性が中性ないし男性的な終助詞を多用していることが実証されていました。また、言語とジェンダーの問題を単に「男性vs女性」といった構図で捉えるのではなくて、年齢や話者の関係など、より多くの要因を考慮することが必要だということが再三にわたって強調されていたと思います。土曜日に読んだジェンダー言語学の論文よりも数段進んでいる(2論文の間には10年の時間差があります)と感じました。しかし、人称代名詞の話に関しては少し疑問が残りました。

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2006年11月5日

今日は休憩しました。ちょっと疲れがたまってきているようです。

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2006年11月4日

今日の読み物:

Reynolds, K. A. (1998). Female speakers of Japanese in transition. In J. Coates (Ed.), Language and gender: A reader (pp. 299-308). London: Blackwell. (Originally printed in S. Bremner, N. Caskey, & B. Moonwomon (Eds.), Proceedings of the First Berkeley Woman and Language Conference. Berkeley. CA: Berkeley Woman and Language Group, University of California.

感想:日本の終助詞と人称代名詞は言語とジェンダーの問題でよく引用されていて、この論文がよく引用されていたので読んでみました。今の時代からしてみれば、少し議論が乱暴な感じがいなめないでもないですが、日本のジェンダー言語学の中では歴史的な論文なのだと思います。女性は男性的に話すことを余儀なくされているという主張は、今では少し新鮮さはありませんが、20年前になされていた(しかも日本語の文法に関係した話で)というのは驚きでした。

Semino, E., & Short, M. (2004). Corpus stylistics: Speech, writing and thought presentation in a corpus of English writing. London: Routledge. Chapter 3 (A revised model of speech, writing and thought presentation)

感想:speech、writing、thought presentationで現段階で最も包括的な枠組みではないでしょうか。コーパスに基づいて拡張されたモデルであるので、とても説得力があります。今後、文体分析をするような機会があったら、この論文のモデルを使いたいと思います。

今日のエンターテイメント

●クラスメイトとMarks & Spencerの前で待ち合わせて、ボンファイヤーの花火&Mulled Wine:花火はとても綺麗だったし、Mulled Wineは初めて飲む味で美味しかった(でも一杯だけでいいなぁという感じ)

●その後パブへ。Yorkshire Houseというパブはなかなかよかった。

●Sugar Houseへ飲み&踊りに行きました。

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2006年11月3日

今日の授業:

Academic Discourse Practices: A critical analysis of a student essay & Examining the writing process

今日の講演:

Ruth Gregson氏:Public radio debate: Is it educationally democratic?

今日のエンターテイメント:

●日本語でおしゃべり

●Fish and chips

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2006年11月 3日 (金)

2006年11月2日

今日の授業:

English Grammar: Word classes: From formal distributional analysis to semantics and propositional acts

今日のスペシャル・レクチャー

Cristiano Broccias先生の「Simultaneity as and while-clauses: Schemas, networks and aspect」

今日の読み物:

Semino, E., Short, M., & Wynne, M. (1999). Hypothetical words and thoughts in contemporary British narratives. Narrative, 7 (3), 307-334.

感想:元来文体論では、speechやthoughtなどのレポートは、過去に実際になされたものが報告されると考えられていましたけど、Gerarld Prince先生の"Disnarrated"という概念以来、報告される時点で形成されるspeechやthoughtもあるということが強調されてきました。この論文では、コーパスを使って、hypothetical speechやhypothetical thoughtが調べられていました。まず、フィクション、新聞、自伝でこれらの言語的特徴の生起に違いがあるのかということが量的に考察されます。そして、その後、物語論の虚構世界論を発展させながら、どのような種類のものがあるのかが質的に考察されています。この論文は僕にとっては新しいことがかなり多く、読むのに時間がかかってしまった反面、とても勉強になりました。それにしても、理論的基盤がしっかりしている人の量的研究は読んでいて説得力があると思いました。

Mesthrie, R., Swann, J., Deumert, A., & Leap, W. L. (2001). Introducing sociolinguistics. Edinburgh: Edinburgh University Press. Chapter 7 (Gender and language use)

感想:以前は言語使用の性差がもっぱらの考察の対象だったそうですが、最近ではジャンダー内の差異の考察、言語使用のジェンダー間の流動性、ジェンダーを様々な下位要素からなる複合体と考えた上での言語使用の考察、ホモセクシャルの言語使用の考察など、伝統的な研究では捉えきれていなかった点も徐々に研究され始めているとのことです。とても勉強になりました。

今日のエンターテイメント:

●今日も夕飯ご馳走様でした:いつもお世話になってます。

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2006年11月1日

さて、11月になってしまいました。

今日の授業:

Sociolinguistics: Social dialectology I: Communities

今日のエンターテイメント:

●ランカスターの町へお買い物:無料バスに運よく乗れることができましたが、買い物は毎度のことながら疲れます。

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2006年11月 1日 (水)

2006年10月31日

今日はハロウィーンですね。今日はLanguage Testingの授業がある予定だったのですが、先生が体調不良で休講になりました。また、Research Group in Theoretical Linguisticsでは皆でプラトンの言語論に関してディスカッションをしました。今日再確認したのですが、ランカスター大学の先生はかなりアンチ生成文法です。また、リスニングの授業にも参加しているのですが、相変わらず楽しい。今日はその授業で、I think she should not go there.ではなく、I don't think she should go there.と言った方が自然だよというありがたいフィードバックをもらいました。メタ言語知識では分かっているのですが、とっさになるとなかなか難しいですね。何とかマスターしたいものです。

今日の読み物:

Taylor, J. R. (2003). Cognitive grammar. Oxford: Oxford University Press. Chapter 9 (Schema and instance in symbolic units)

感想:今まで認知意味論は勉強したことがありましたが、認知音韻論の考察を読んだのは初めてでした。特に名詞と動詞の音韻論的差異(この差異は絶対的差異ではなくて、典型性の問題)が勉強になりました。また、二層で言語を考える認知意味論と三層で言語を考えるJackendoffの違いの指摘も興味深かったです。Taylorの中では語とは音韻と意味からなるシンボリックな単位ということなのだそうです。

Kerswill, P. (2004). Language variation and its social function.

感想:これはKerswill先生がどこかで講演か何かをしたときの資料だと思います。内容はごく初歩的なのですが、社会言語学を本格的に勉強したことがない僕にとっては十分に刺激的でした。変異の定義がスッと腑に落ちた気がします。

今日のエンターテイメント:

●食事にお招きいただきありがとうございました:いつもお世話になっています。

●フラットメイトがかぼちゃちょうちんと共にネタでお菓子をねだりにきた:かぼちゃちょうちんマジ本格的に出来てたからびっくりしました。

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2006年10月30日

今日から4週間目突入です。

今日の授業:

Stylistics: Speech and thought presentation

Research Issues in Applied Linguistics: Collecting, transcribing and analysing spoken data

今日の読み物:

Downes, W. (1984). Language and society. London: Fontana Paperbook. Chapter 8 (Discourse games)

感想:やはり少し古いからでしょうか。ちょっと読みにくかったです。また、adjacency pairはダイナミックなものであるということがとても強く強調されているあたりにも時代を感じました。しかし、identificationに関するセクションで、話者は聞き手に極力少しの情報を与えようとするという議論は面白かったです。Schegloffさんの研究が引用されていましたが、これはGriceの量の公理で解釈も可能ではあるとは思ったりもしました。

今日のエンターテイメント:

●友達のお誕生日会:キャンパス外に住んでいるので、バスでその子の友達の家まで行き、会話とお酒を楽しみました。以外と日本酒が好評でした。また、「え、あんたら付き合ってたの?」という発見や、「え、俺より年上なんすか?」といった発見もあり面白かったです。

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